ギリシアからのワイン生産者(パパヤナコスワイナリー)をお迎えしてのワインペアリング会。
いつものように、現地からのワイン生産者が自己紹介とワイナリー紹介を始めて、テイスティングコメントを話し始めた。そしてしばらくのこと。彼は、こんなことを見事に言い切って、早速51名の参加者全員の心を鷲づかみにした。
『私たちは世界一美味しいワインを作っているとは言ってはいません。今皆さんのグラスの中に注がれているワインは、私たちの大好きな土地の個性を表現しようとして一生懸命育てたブドウから出来上がった、私たちの愛が詰まった味わいのワインです!「愛」の味そのものなんです!』と。
私もどんな巧みなテイスティングコメントや製造技術系の話しよりも、グッと心に刺さりました。モノを数値等で計るのではなく、生産者の思いに触れて、まずは愛でる心を持たなければ真のワイン愛好家とは言えない。これからは、人もモノも、まずは愛でる心を持ちましょう!と、考え直された次第(苦汗!)
話は元へ戻して・・・・。ギリシア白の代名詞サヴァティアノ3種類(①オールドヴァインズ②ナチュラリー③バレリ)を飲み比べました。以下は個人的なテイスティングコメントです。きれいな酸でさわやかな味わいの①オールドヴァインズは小鯛の笹漬・菜花・独活の酢の物で。繊細な小鯛や春野菜の八方酢がワインと同系統でうまくまとめてくれている感じ。すっきり爽やかです。焼き筍と木の芽味噌は、①と合わせると木の芽の香りがさらに心地よく輪郭をはっきりとさせてくれましたし、②で合わすと少し甘めの味噌のマイルド感がバージョンアップする感じでした。②のナチュラリーと最高に相性が良かったのは手毬寿司。お米の優しい旨味と寿司酢の柔らかい酸味がナチュラリーの酵母の香りと共通でペアリング最高でした。樽のニュアンスが楽しめる③番目のヴァレリは、コクのあるピーナッツ豆腐と胡麻だれにバッチリ合いました!
と言う訳で、ギリシアワインのサヴァティアノ(白)は、酢や白味噌を使ったお料理、またお寿司等には、相性バッチリかと思います。お気軽にご家庭でもペアリングをお楽しみください。その際はグラスの中にある生産者の「愛」の味も忘れずにしっかりとチェックしてみて下さいね!
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